みなさん、こんにちは
最近ヒューヒューでオリジナルの紙袋を作りました。
A3の上質紙110kgを使った紙袋です。
1つ1つ手で手作りしています。
今回はロゴを入れない状態で発注し、ロゴはシルクスクリーンで自分で入れました。
こちらの生地も販売しております。色違いもあります。
紙袋を作っている様子を動画にしてありますのでよろしければご覧ください
グレーのバージョンとどちらの色にしようか迷ったんですが、インパクトのあるものにしたかったのでオレンジとパープルの柄を選びました。
配色の説明
独特の配色になったので、特徴を説明したいと思います。
- 全体的に暖色系でまとめて温かみを出し、同時にまとまりのある印象に
- オレンジの中のカモメは赤をチョイス
暖色系にまとめた
赤やオレンジは暖色系ですね。
じゃあ紫は?
暖かい感じがしますか? 冷たい感じがしますか?
結論を言うと、人は紫には温度を感じません。
なぜなら、暖色と寒色の中間の色だからです。
このような、暖かみも冷たさも感じない色を中性色と言います。
中性的だからです。
物とか人間にも、どちらでもないと言う意味で中性的な感じとか言いますよね。
緑も紫も中性的な色だから中性色と呼ばれています。
その中性色にも、より黄色に転ぶか、青に転ぶかで若干暖かみや冷たさを与えることができます。
これは全ての色に言えることです。
赤は赤でも、黄味がかっている赤と、青味がかっている赤として見ることができます。黄味が強い赤は、暖かい感じ(太陽、トマト)。青味が強い赤はかっこいい感じ(熟したイチゴのような赤、献血の時の血の赤)
トマトの赤(黄味がかった赤)
イチゴの赤(青味がかった赤)
よく女性のメイクで、あなたはイエローベース?ブルーベース?って言っているのは、あなたの肌はどちらのタイプですか?と言うことです。
あなたの肌がイエローベースだったら、黄味がかっている色の方が馴染みがいいですよとオススメするための情報です。俗に言うパーソナルカラーと言うやつですね。
この辺はもっと詳しく書くと面白いのでまた別の記事にしますね。
つまり、紫も黄色に寄せるか、青色に寄せるかで違った雰囲気を演出できると言うことです。
黄味がかった紫
青味がかった紫
私がいつも配色を考えるときに考える重要なポイントはそれぞれの色を黄味と青味どちらに振るかということです。
青、赤、黄、緑。。。などなど全ての色をどちら側に振ってそれが他の色にどのように影響して、どのように全体として見えるかを考えます。
それに加えて、コントラスト強めにするか、弱めにするか、全体的に白っぽいか、暗めにするかなどいろんな軸を考えながら仕上げていきます。
話それちゃいました。。
今回の紙袋の紫は黄味がかった紫を選びました。
暖かみを感じる紫にしたので、全体的に暖色でまとめましたということです。
カモメは赤をチョイス
オレンジのペン書きのような中に鳥がいます。
勝手にカモメと呼んでいますが。
カモメは赤にしました。
他の選択肢としては、白っぽい色です。
なぜ、白か?
青は違う、緑も違う、黄色?
黄色もなんか違う。
この辺は感覚的な問題で、目指したいイメージと違うと言うことです。
白か、赤か。。。
白はすっきり感が出る。
どの配色でもそうですが、白を配色に加えるとスッキリ感やリセット効果が出ます。
その配色を中和してくれるような感じです。
白だとスッキリ感は出るんですが、この場合スポーティーな印象になります。
スポーティー路線は目指していなかったので、可愛らしい、落ち着く配色にしたかったので、最終的に赤を選びました。
長くなりましたが、こう言う感じで配色を考えています。
配色って仕上がったものをみることが多いと思うので、その過程がわかったら面白いかと思って書いてみました。